元祖仏像 釈迦如来
お釈迦様とは
いわずと知れた、元祖仏様です。元々「如来」と言えば、この人ただ一人でした。「釈迦」は、仏教の開祖「ゴータマ・シッダッタ」の出身部族「シャカ族」、「如来」は「悟りを開いた者」を意味します。シャカ族の王子として生まれ、35歳で悟りを開いたと言われる実在の人物です。釈迦如来の仏像は、このゴータマ・シッダッタが悟りを開いてからの姿を像にしたものですが、彼の死後数百年間は、仏教内に像を作って拝むという習慣がなかったため、彼の姿を忠実に再現している訳ではなく、数百年間伝わっている伝承に基づいて作られています。
釈迦如来の特徴
釈迦如来は、三十二の大きな特徴と、八十の小さな特徴「三十二相八十種好」を持っています。分かりやすいところでは、頭の頂上のコブ「肉髻【にくけい】」や、青いパンチパーマの「螺髪【らほつ】」、額のポッチリ「白毫【びゃくごう】」でしょうか。ちなみに白毫はホクロではなく、右に渦巻いた毛です。引っ張って伸ばすと、なんと約4.5mにもなるそうです。他にも、身長は4.6m、全身が金色に光り、舌を伸ばすと生え際まで届く。歯は40本生えており、しかも全て同じ大きさ。と、挙げれば挙げる程妖怪じみてきますが、これらは他の如来とも共通する特徴です(大日如来は除く)。
私見ですが、他宗教の支配する地域に仏教が伝搬していく過程で、
- 地元宗教「うちの神様は舌で鼻をほじることができるほど長い。スゴイだろ。」
- 仏教徒「お釈迦様は舌で髪の毛の生え際を掻いておられた。気がする。」
- 地元宗教「お釈迦様スゲー!改宗する!」
と言うように、地元の神様の特徴を、それを上回るスケールで僧がアドリブを入れつつ取り入れた結果ではなかろうか、と、そう思えてならないのです。
釈迦如来の見分け方
他の如来と見分けるには、「印【いん】」が最も有効でしょう。印というのは、仏像の手の組み方の事です。釈迦如来では、右手が「施無畏印【せむいいん】」、左手が「与願印【よがんいん】」を結んでいる像が一般的です。ちょうど最初の図の手の形になります。この二つを縦に重ねるとかめはめ波になりますが、釈迦如来とは関係ありません。施無畏印は恐れを取り除き、与願印は願いを叶えると言われます。つまり、「怖くないよ、気持ちいいから。ちょっとだけ。ね。大丈夫だって。」という、いや、違うな。「アメちゃんやるさかいに、ちょっとおっちゃんと一緒に行こか。恐ない恐ない」という、いや、嘘です。ホントにごめんなさい。
釈迦如来スペック
| 名称 | 釈迦如来【しゃかにょらい】 釈迦牟尼【しゃかむに】 |
|---|---|
| サンスクリット名 | ガウタマ・シッダールタ |
| 所属ユニット | 釈迦三尊 |
| 脇侍 | 「文殊菩薩・普賢菩薩」「梵天・帝釈天」「薬王菩薩・薬上菩薩」「迦葉・阿難」etc. |
| 変身・分身 | 菩薩 |
| お住まい | 法隆寺 室生寺 蟹満寺 清涼寺 etc. |
| 印 | 「施無畏印・与願印」「説法印・禅定印」 |
| 真言 | ノウマク・サンマンダ・ボダナン・バク |
釈迦如来に会いに行こう
著名な釈迦如来の仏像が安置されているお寺の一覧です。公開スケジュールは変更される場合がありますので、事前に各お寺に確認されることをおすすめします。
| 寺社名 | 指定 | 住所 | 電話 | 公開予定日 |
|---|---|---|---|---|
| 関東地方 | ||||
| 真福寺 | 重 | 神奈川県横浜市青葉区荏田町432-8 | 045-911-4315 | 4/8,8/17 |
| 極楽寺 | 重 | 神奈川県鎌倉市極楽寺3-6-7 | 0467-22-3402 | 1,4,5,6,10月の土日祝日 |
| 近畿地方 | ||||
| 法隆寺 | 国 | 奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1 | 0745-75-2555 | |
| 蟹満寺 | 国 | 京都府木津川市山城町綺田36 | 0774-86-2577 | |
| 室生寺 | 国 | 奈良県宇陀市室生区室生78 | 0745-93-2003 | |
| 清凉寺 | 国 | 京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町 | 075-861-0343 | 3/15 毎月8日 10月初旬〜11/23の日曜祝日 |
| 大報恩寺 | 重 | 京都市上京区今出川七本松上ル | 075-461-5973 | 3/22,8/8〜8/12 |
| 九州地方 | ||||
| 福城寺 | 重 | 熊本県下益城郡美里町 | 0964-47-2075 | 1/18,3月第1日曜 |










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