2008年10月23日 木曜日  著者: 山田八王子

読売新聞

金融機能強化 安全網の活用をためらうな(2008/10/23 読売新聞の社説)

  • 与党が、地域金融機関に公的資金を注入して破綻(はたん)を防止する金融機能強化法改正案の骨子をまとめた
  • 改正案が成立すれば、地方の中小金融機関の破綻を未然に防ぐ枠組みが整い、金融システムの安定性は一段と増すだろう
  • 多くの金融機関は、国から経営に口を出されたくないとして、公的資金の受け入れに消極的と言われる
  • 財務内容の悪化で、必要とされる融資に応じられなくなった金融機関は、自ら進んで公的資金の注入を受け入れ、金融仲介機能を回復せねばならない
  • 株価の下落も続いており、油断はできない
  • 一連の金融対策は、出来るだけ早く実施に移す必要がある

妊婦搬送拒否 一刻も早い医療改革が必要だ(2008/10/23 読売新聞の社説)

  • 医師不足や救急対応の不備により、妊婦がまた一人、命を失った
  • 出産を間近に控えた東京都内の女性が、脳出血を起こしたにもかかわらず、七つの病院から救急搬送の受け入れを断られていた
  • 搬送できたのは約1時間後で、赤ちゃんは帝王切開により無事生まれたものの、妊婦は3日後に亡くなった
  • 都は今回の出来事をよく検証し、態勢を改善する責任があろう
  • しかし、都や墨東病院のみ責めれば済む問題でもない
  • 背景には、深刻な医師不足と、必要な医師が計画的に配置されていない現状がある
  • それが最も顕著な分野が産科と救急だ
  • 読売新聞は先日公表した医療改革案で、医師を計画配置するとともに、きちんと機能するERを全国400か所に整備することなどを提言した
  • 国や医療界は本気で検討し、取り組んでほしい
引用元:YOMIURI ONLINE

日経新聞

地域金融への資本注入は再編も念頭に(2008/10/23 日経新聞の社説)

  • 地方経済の不振と米金融危機のあおりで、地域金融機関が厳しい経営環境にさらされている
  • 政府は予防的な公的資金注入を可能にする金融機能強化法を復活させる
  • ただ、再編を促すことなく公的資金注入を認めるのは疑問がある
  • 地域金融機関の数が経済規模に比べて過剰気味になっている根本的な問題が解決しないからだ
  • 資金需要が低迷するなかで注入行に融資増額を強制するのも、金融機関の経営健全化に逆行しかねない
  • 使い勝手に配慮する一方で、一定の規律を堅持する仕組みは欠かせない

日印連携で金融危機対応を(2008/10/23 日経新聞の社説)

  • インドのシン首相が来日し、麻生太郎首相との会談で両国関係の強化や金融危機への対応を含めた地域・国際協力の推進で合意した
  • インドに進出する日系企業はこの3年間でほぼ倍増した
  • インドの対外貿易の3%弱にとどまる
  • 昨年から始まった経済連携協定(EPA)交渉の早期妥結が求められるゆえんだ
  • 両国の貿易や投資構造に厚みを持たせるような実のある協定を期待したい
  • インドは原子力分野の協力も要請したが、日本政府は原子力協定の交渉入りを当面見送る方針だ
  • 核拡散防止条約(NPT)に加盟せず、核兵器を保有するインドとの原子力協力には慎重にならざるを得ない
引用元:NIKKEI NET

朝日新聞

妊婦死亡 救急医療にもっと連携を(2008/10/23 朝日新聞の社説)

  • 東京都内で、具合が悪くなった出産間近の36歳の女性が七つの病院に受け入れを断られ3日後に脳内出血で亡くなった
  • 産科医不足という事情があるにしても、東京都には急患に備える態勢づくりにさらに努力してもらいたい
  • 地方と違って医療機関が多いため、ほかで受け入れてくれると考えがちなのだ
  • 医療機関同士でもっと緊密に連絡を取り合うことに加え、ネットワークの中で引受先を探す司令塔のような存在をつくることも考えたい
  • もう一つ大切なことは、全く別々に運用されている産科の救急と一般の救急の連携を強めることだ
  • 産科の救急で受け入れ先が見つからないときは、とりあえず一般の救急部門で受け入れる
  • 医師不足を解消する努力はむろん大切だが、病院や医師の間で連携に知恵を絞ることはすぐにでもできる

中国経済 世界を下支えできるか(2008/10/23 朝日新聞の社説)

  • 米国を震源とする世界同時不況が広がる中で、「世界の工場」中国の陰りが明確になった
  • 中国の国家統計局は、7~9月の国内総生産(GDP)実質成長率が昨年同期比9.0%だったと発表した
  • 大輸出先の米国の景気が落ち込むにつれて、繊維、玩具などをつくる沿海部で工場の閉鎖が相次いでいる
  • 米経済が復調しても、以前のように世界中が対米輸出に依存するのは望ましくもなかろう
  • 期待されるのがBRICsとよばれる新興国、とりわけ成長著しい中国だ
  • 中国政府は、輸出のてこ入れもしつつ、農業補助金の拡大や中小企業への融資増、産業基盤や民生分野のプロジェクトへの投資などを進める方針を決めた
  • 巨大な人口と潜在的な成長力をもつ中国の動向は、いまや世界全体を左右する重みをもっている
  • 成長を維持しつつ、社会的にも調和がとれ安定した経済へ移行していく
  • 欲張った注文ではあるが、中国にはそんな姿をめざしてほしい
引用元:asahi.com

産経新聞

対北支援 日本は原則を貫くべきだ(2008/10/23 産経新聞の主張)

  • 北朝鮮の核無能力化の見返りとなるエネルギー支援で、日本の負担分を他国が肩代わりする構想が浮上してきた
  • 今回の肩代わり構想は、豪州、ニュージーランド、欧州連合(EU)など6カ国協議参加国以外から申し出があれば容認するというもので、日米などが調整に入ったという
  • この問題で重要なことは、どの国が支援を負担するかよりも、北朝鮮に約束を完全履行させることだ
  • 北朝鮮が日朝協議で約束した拉致再調査を果たさない以上、日本政府も基本方針を貫いていくべきだ
  • 北朝鮮は今後も日米の離間を狙ってくるだろうが、日米が連携して「核も、拉致も」実効ある対応を進めることが大切だ
  • 日米同盟は重要だが、日本は言うべきはきちんと言うことも必要となる
  • 麻生太郎首相は日本の立場を十分に主張し、各国を説得してほしい
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