2008年12月24日 水曜日  著者: 山田八王子

読売新聞

08回顧・日本 政治も経済も波乱の年越し(2008/12/24 読売新聞の社説)

  • 様々な分野で不安定さが増した年だった。
  • それを顕著に示す項目が、読者が選んだ本紙の「日本10大ニュース」にも並んだ。
  • 「福田首相が突然の退陣表明、後継は麻生首相」が2位となった。
  • 13位の「ガソリン税暫定税率が失効、値下げ始まるも再可決で復活」に象徴される迷走国会の下、遅々として進まない政策決定に国民の苛(いら)立ちも募った。
  • 6位に「後期高齢者医療制度スタート、保険料の年金天引きなどに批判」が、26位に「厚生年金記録改ざん、社保事務所『組織的関与』の報告書」が入った。
  • 「東京株、バブル後最安値を記録」が8位である。
  • 1位は「中国製ギョーザで中毒、中国産食品のトラブル相次ぐ」である。
  • さらに「『事故米』の食用転売判明、太田農相ら引責辞任」が11位、「中国産ウナギなどで産地偽装相次ぐ」が18位だった。
  • 「東京・秋葉原で無差別7人殺害」が5位、「殺人事件で手配の男が8人殺傷、茨城・土浦のJR駅で」が29位に入った。
  • 7位になった「元厚生次官宅襲撃事件で3人死傷、出頭の無職男を逮捕」も常軌を逸している。
  • 「岩手・宮城で震度6強、13人死亡」が9位、「『ゲリラ豪雨』の河川増水で小学生ら5人死亡、被害相次ぐ」が17位だ。
  • 「北京五輪で日本は『金』9個、競泳・北島選手ら連覇」が4位に入った。
  • 3位の「ノーベル物理学賞に南部、小林、益川氏、化学賞には下村氏」は、閉塞(へいそく)感を一掃するような明るいニュースだった。
  • 10位に「洞爺湖サミット、温室効果ガス排出量半減の長期目標」が入ったが、これも各国の思惑が錯綜(さくそう)して、前途は多難だ。
  • 不安定感が募る混迷の時代だからこそ、視線を遠くに向けて、確かな歩みを続けていくことも大切なのかもしれない。
引用元:YOMIURI ONLINE

日経新聞

この機会に新卒一括採用を見直したら(2008/12/24 日経新聞の社説)

  • 企業にとっても、イメージ悪化や信用失墜につながりかねない内定取り消しは苦渋の決断だろう。
  • 仮に今年の内定取り消しを厳しく禁じても、企業は来年以降の内定者数を減らすかもしれない。
  • 問題の根は、目先の内定取り消しではなく、新卒一括採用という雇用慣行にあるのではないか。
  • 社会に出る時期がたまたま好況か不況かで人生設計が大きくぶれるのは若者にとって納得しづらい。
  • 労働政策研究・研修機構によれば英国やドイツで大学在学中に求職活動を行う人は50%前後。
  • 卒業後に語学留学やボランティアなどの経験を積み、職業生活に備える人も珍しくない。
  • 景気回復時に企業の門戸が再び開かれると思えば、資格取得、起業、さまざまな職業経験を積むなど、過ごし方もいろいろ出てくる。
  • 自分の適性を知る機会も増え、入社後すぐ辞めることも減ろう。

なぜ遅れる自衛艦の派遣(2008/12/24 日経新聞の社説)

  • 海賊対策のためのソマリア沖への海上自衛隊の艦艇派遣がまだ決まらない。
  • 日本が「検討」を続けているうちに中国が艦艇派遣を発表した。
  • 自衛艦をソマリア沖に派遣するには(1)海上警備行動の発令(2)特別措置法の制定(3)自衛隊の国際協力活動を定めた一般法(恒久法)の制定――の3つの方法が考えられる。
  • 海上警備行動の発令は、政府が決定すればできるが、課題がある。
  • 日本の自衛権行使を前提とするから、日本の船舶は守れる。が、外国の船舶が海賊の攻撃を受けている現場に居合わせた場合にどう行動すればいいか、考え方の整理が要る。
  • 仮に日本政府がきょう海上自衛隊の派遣を決めても、出発までの準備に2週間以上かかる。
  • 出発からソマリア沖に着くまでにはさらに3週間かかるだろう。
  • その間に、日本の船舶が海賊の被害に遭い、中国艦艇に守ってもらう事態もありうる。
  • 警戒してきた対象に守ってもらうのだから複雑な反応を引き起こす。
引用元:NIKKEI NET

朝日新聞

佐藤首相発言―核をめぐる政治の責任(2008/12/24 朝日新聞の社説)

  • 首相として「非核三原則」を定め、ノーベル平和賞を受賞した佐藤栄作氏が、米国に対して有事の際に核兵器を使う保障を求めていた――外務省が公開した外交文書で、こんな意外な事実が明らかになった。
  • 首相就任直後、佐藤氏がライシャワー駐日米大使に「相手が核を持っているのなら、自分で核を持つのも常識だ」と、核保有を示唆したことはすでに明らかになっている。
  • さらに「(日中が)戦争になれば、米国が直ちに核による報復を行うことを期待している」と、核の傘による抑止力を求め、米政府の了解を得ていたのだ。
  • それから40年余り。米国務長官を務めたキッシンジャー氏らかつての核抑止論者が昨年、「核兵器のない世界を」と提言した。
  • 核拡散の危うさが現実のものだと認識されてきたのだ。
  • (日本国内では)逆に、核保有論のような合理性に乏しい主張が政治家の間からさえ飛び出す。
  • 佐藤氏は訪米から3年後、国会演説で「非核三原則」を打ち出す。
  • 情緒で核を語るのは愚かしいことだ。

NHK新委員長―公共放送の責務を体して(2008/12/24 朝日新聞の社説)

  • NHK経営委員会の新しい委員長に、福山通運社長の小丸成洋(しげひろ)氏が決まった。
  • 経営委員会はNHKの経営の基本方針や予算、事業計画を決め、会長以下の執行部を監督する。
  • 古森重隆前委員長は、執行部の決定を追認する組織から、「もの言う委員会」への転換を強く推し進めた。
  • 肥大化したNHKを一層スリムにするために、小丸氏にも執行部との緊張関係を引き続き維持してもらいたい。
  • ただ前任者を見習ってもらっては困る点もある。公共放送としての報道や番組の内容に、不当に口を出したことだ。
  • 古森氏は海外向け放送について「国益を主張すべきだ」と述べたり、番組への政治介入ともとれる発言をしたりして問題になっていた。
  • 予算などの決定に国会承認が必要なため、NHKは常に政治との距離が問われている。
  • ある委員経験者は「なぜ自分が選ばれたのか総務省から説明もない。不明朗に感じた」と言う。
  • 総務省は、委員の選考過程が視聴者にも見える仕組みをぜひ検討してほしい。
引用元:asahi.com

産経新聞

佐藤元首相発言 核オプション放棄できぬ(2008/12/24 産経新聞の主張)

  • 1965年に訪米した佐藤首相は、当時のジョンソン大統領らとの拡大首脳会談で、「中国が核を持つなら、日本も持つべきだと考える」と述べたことが、米外交文書で明らかになっている。
  • 今回、外務省発表の文書では、翌日のマクナマラ国防長官との会談で首相が「(日中)戦争になれば」と仮定し、「米国が直ちに核による報復を行うことを期待している」と表明している。
  • 佐藤首相は「それが問いたかったことだ」と述べており、首相の最大の戦略意図が「核の傘」を確実なものにすることにあったとみるべきだろう。
  • 中国に加えて北朝鮮が核ミサイルで米本土をたたけるようになった場合はどうか。
  • 米国は本当に西海岸の自国民を犠牲にしてまで、日本を核攻撃した北への報復ができるだろうか。
  • ところが2年前に、当時の中川昭一自民党政調会長が「核の議論があってもいい」と言っただけで非難ごうごうだった。
  • 日本の悪夢は、その米国の「核の傘」が有効に働かなくなったときである。
  • 核論議も許されないなら、米国から破れにくい「核の傘」を引き出すしかない。
  • あらゆる事態を想定する安全保障を考えるなら、日米同盟が自壊した場合も議論する必要がある。
  • 目的はあくまでも日本の抑止力の強化であり、核のオプション(選択)まで放棄する必要はない。

インフルエンザ 予防徹底こそ最大の対策(2008/12/24 産経新聞の主張)

  • インフルエンザの流行が始まった。
  • 「手洗いやうがい、ワクチン接種などに努めてほしい」とする厚生労働省の呼びかけを真摯(しんし)に受け止め、予防を徹底したい。
  • インフルエンザは風邪とは違い、侮ってはならない感染症だ。
  • インフルエンザは患者がせきをすることで唾液(だえき)や鼻水の分泌物に含まれたウイルスが周囲に飛び散ってうつる。
  • 患者の手から電車のつり革などを通じてうつる接触感染もある。
  • 予防には普段から抵抗力(免疫)をつけておくことも重要である。
  • 欧州などではタミフルが効かない耐性ウイルスも現れている。
  • ワクチンは耐性ウイルスに対しても効果があるとされている。
  • 接種は今からでも遅くはない。

毎日新聞

「里海」創生 海を身近にするチャンスに(2008/12/24 毎日新聞の社説)

  • 環境省が今年度から3カ年計画で里海創生支援に乗りだし、初年度は2500万円、来年度も2100万円の予算が認められた。
  • 今年は兵庫県・赤穂海岸や長崎県・大村湾など四つの支援海域を選定。
  • 市民団体などによるアマモ増殖や自然観察会などの活動をサポートしながら、他地域でも役立つマニュアルづくりを進めるという。
  • 瀬戸内海や東京湾、伊勢湾など閉鎖性の高い海域は水質汚染の影響を受けやすく、漁業生産の低下も深刻だ。
  • こうした海域の環境を改善し、健康な海を取り戻す有効な手だてになると期待されているからだ。
  • 森林や里から溶け出した栄養分が川を通じて海に流れ込み、プランクトンを養い、それを魚や貝が食べる。
  • この食物連鎖が断ち切られると赤潮の原因になる。
  • 一方で瀬戸内海の海ごみの多くは河川を通じて都市から流れ込んだものだ。
  • 都市住民が海の汚れに無関心では環境改善などおぼつかない。
引用元:毎日jp

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1件のコメント >コメントする

  1. Теперь я скажу несколько слов о подводке к дичи молодой собаки и о ее стойке.(В работе собаки по дичи следует различать 4 момента (подразделения) ее работы:

    1 — поиск, длящийся до того момента, как собака начнет причуивать признаки присутствия дичи в доступном для ее чутья расстоянии;

    2 — потяжку — работа собаки, разбирающейся в донесшемся до нее запахе до момента окончательного определения ею наличия дичи; эта работа заканчивается

    コメント by Bismanaella — 2009年4月15日 @ 18:49

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